在宅で家族が世話をすることのできない高齢者の増加とともに、受け入れる施設の形態は多様化しています。
医師が常駐する介護老人保健施設(老健)から民間企業が運営する介護付きマンションまで、看護師さんの働き方もさまざまです。
今後も高齢化が進む社会で、介護施設の需要はますます高まり、看護の役割が重要になっていくと思われます。
施設の形態はさまざまでも、看護師さんの役目は、利用者さんのQOL(生活の質)の向上を医療の側面からサポートすることです。
主な業務としては、健康管理(バイタル測定、血糖値測定など)、服薬管理、胃ろう管理、インシュリン注射等の処置全般や、医師との連絡業務、また介護業務もあります。
持病や加齢に伴う疾病の症状を緩和し、日常生活をいかに快適で充実したものにするかは、看護の質に左右されるとも言えます。